当協会は、「個人情報保護に関する講演会」を、来る３月２４日に予定通り開催する事を告知して参りましたが、残念ながら延期することを決定致しました。
３月２４日開催予定の講演会には、５００名近い応募者がございまして、その中から、約９０名の招待者を抽選で決定して受講票もお送りしておりました。
私共としましては、コロナウイルス対策に万全の配慮をして開催を予定していたところでございます。誠に苦渋の決断をした次第です。
理由と致しましては、当講演会の第一部の「個人情報保護制度の見直し」について、「個人情報保護委員会のご担当者様」による講演を予定致しておりましたが、コロナウイルスの対策に伴う「イベント中止要請」等の事情により、当日お越しいただくことが困難となりました。
そこで、当協会の特任講師による、第二部の「個人情報漏洩に関する事案と問題点について」のみを講演することを検討致しましたが、５月又は６月に延期して、改めて個人情報保護委員会様をお招きして、１部・２部の内容のいずれも講演することが適切と考えて、決定したものでございます。どうぞご了承のほどお願い申し上げます。
ところで、昨日（令和２年３月１０日）、「個人情報の保護に関する法律等の一部を改正する法律案」が閣議決定されました。
本決定の改正案は、現在開催中の、第２０１回通常国会に提出されるとのことです。第２０１回通常国会の会期は６月１７日までが予定ですので、ここ２・３か月後には改正案が通過することが考えられます。
したがって、５月、６月になれば、その内容についても講演会で解説することも可能となり、その点も延期が好ましいと判断した理由の１つでございます。
なお、延期した講演会には、今回、受講票をお送りしております招待者様には、延期した講演会の開催日を決定しましたら最優先でご参加いただけるように致します。次回の会場、日時等が決まりましたら再度受講票をお送りいたします。
重ねてご容赦のほどお願い申し上げます。
本日、「個人情報の保護に関する法律等の一部を改正する法律案」が閣議決定されました。
本法律案は、個人情報に対する意識の高まり、技術革新を踏まえた保護と利用のバランス、個人情報が多様に利活用される時代における事業者責任の在り方及び越境データの流通増大に伴う新たなリスクへの対応等の観点から、個人情報の漏えい等が生じた場合における委員会への報告及び本人への通知を義務付け、個人情報等の外国における取扱いに対する個人情報の保護に関する法律の適用範囲を拡大するとともに、個人情報に含まれる記述等の削除等により他の情報と照合しない限り特定の個人を識別することができないように加工した仮名加工情報の取扱いについての規律を定める等の措置を講ずるものであり、第201回通常国会に提出されます。
個人情報保護委員会ホームページより転載
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