
受験の動機
F.K さん
取得時年齢:47歳
IT関連
私が資格取得したのは2006年7月です。その前年である2005年は「個人情報保護法」が施行された「個人情報保護元年」です。私の勤める会社においても様々な教育、体制の整備などが行われていました。 折りしも個人情報の漏洩事件などが散見されていましたのでこの対策は企業人にとって非常に重要でした。そのため、個人情報の保護に対する関心は非常に高いものがありましたが体系的な理解が難しく思っていました。そこで、個人情報保護法の理解と、その法律から導かれる個人情報の管理及び実務を学べ、個人情報保護のエキスパートを認定する「個人情報保護士」を受験することを決意しました。
「学習方法について」
当時はまだ試験回数も少なく公式テキストと情報協の対策問題集のみでした。仕事の関係からまとまった時間も取れないため、通勤時間や会社の昼休みなどの隙間時間を有効に活用しました。
まずは、個人情報保護の課題Ⅰの勉強から始めました。 特に条文の理解は個人情報を理解する上で最も重要です。何度も繰り返し条文を読み、テキストを見ることで理解を深めていきました。その後は条文に関連する諸制度をテキストを読み、過去問演習で確認をしていきました。これを半年ほどの間に何度も繰り返し知識の定着をはかりました。何度も繰り返すことで最初はなかなか理解できない事項も自然に頭に入ってくるようになりました。
次に、個人情報保護の課題Ⅱの学習ですが、こちらは比較的馴染みのある項目もありましたが、この分野の対策としては情報セキュリティ検定のテキストを補助的に利用しました。ここでも、過去問を何度も何度も解き、わからない部分をテキストを開いて復習する、個人情報保護試験はこれの繰り返しに尽きると思います。
「取得して役に立ったこと」
「士」である資格ではありますが、国家資格のいわゆる士業とは意味合いが違います。その差があるのは当然のことですが、お客様からの信頼と安心感を得られることなどから、メリットは大きいと言えます。
「これから資格取得を目指す人へ」
今や個人情報の保護は企業において順守事項ですのでそれに携わるエキスパートの存在は重要視されていることは言うまでもありません。 皆さんも、本試験を受験することにより、個人情報の保護について体系的に身に着け、適切な個人情報の保護を実践できるエキスパートになるよう頑張ってください。 合格率40%前後の試験です。頑張れば必ず合格できます。