ある日、上司より「プライバシーマークを取ることになった。担当してくれ。」と一言。早速インターネットで色々と調べてみた。どうやら個人情報の保護管理システム関係で（財）日本情報処理開発協会（通称JIPDEC）と言うところがPマーク制度として実施していることが分かった。しかし、個人情報といってもよく解らなかったので、もうちょっとインターネットで検索してみると『個人情報保護士認定試験』というのに行き当たった。なんと２週間後の１０月２日（日）に第１回目の実施だという。何も知らない身であるし、これを機会にいっちょう“個人情報保護士”にでもなれるものならなって大いに会社に貢献できるかも知れんな・・それにちょっと自慢にもなるし・・なんたって“士”ってのが、かっこいいな・・・なんて想像が膨らむと同時に勇気もふつふつと湧き上がってきたのです。気が付けばネットで受験申し込みをしているではありませんか。

それからは書店へ行って‘個人情報保護’とか‘情報セキュリティ’と見出しのある本を３、４冊購入し、会社と自宅で学習に集中しました。試験の結果、自信はなかったのですが合格することができました。会社にも受験することを公言してましたので、本当にほっとしたのが実感でした。

Pマーク取得に向け、まずは個人情報保護法と情報セキュリティ、それにPマーク制度についての教育教材を作成し、会社の全従業員への教育も実施することができ、翌年にはPマークも取得できましたが、もちろんここまでこれたのは社長を初め関係者のご厚情のたまものであり感謝の気持ちでいっぱいです。現在は個人情報保護マネジメントシステム活動の中心的な存在として会社に貢献できていることが一番うれしく幸せ者と思っています。