県西エリア
箱根町
はこね箱根町は、東京から約80kmに位置し、箱根温泉、芦ノ湖、大涌谷で有名な、豊かな自然と観光資源を持つ日本を代表する国際的リゾート温泉地。美術館が多く、伝統工芸の寄木細工も有名。足柄下郡に属する。 拠点駅:箱根湯本駅(箱根登山線)車
面積
92.86km2
人口
10,274人
人口密度
111人/km2
県西エリア
箱根町 はこね
箱根町は、東京から約80kmに位置し、箱根温泉、芦ノ湖、大涌谷で有名な、豊かな自然と観光資源を持つ日本を代表する国際的リゾート温泉地。美術館が多く、伝統工芸の寄木細工も有名。足柄下郡に属する。 拠点駅:箱根湯本駅(箱根登山線)車
| 面積 | 92.86km2 |
|---|---|
| 人口 | 10,274人 |
| 人口密度 | 111人/km2 |
特徴
箱根町は、豊かな自然、日本有数の温泉、そして充実した文化施設が揃う国内を代表する国際観光地。新宿駅から小田急ロマンスカーで最速75分とアクセスも優れている。カルデラ地形で、箱根火山の活動でできた複雑な地形や外輪山に囲まれている。 大涌谷は、噴煙が立ち込める火山活動のダイナミックな姿を間近で体感できるスポット。芦ノ湖は、湖面に映る富士山の景色や、観光の海賊船クルーズが楽しめる。湯本をはじめとする多くの温泉街があり、泉質も多様。江戸時代の「箱根関所」や、歴史ある「箱根神社」が有名。乗り物は、箱根登山電車やケーブルカー、ロープウェイを乗り継いで周遊できるのが楽しい。彫刻の森美術館やポーラ美術館など、自然と芸術が調和した施設が豊富。
産業
箱根湯本駅前の商店街
箱根町の基幹産業は観光業であり、宿泊・飲食、小売、運輸などの第3次産業が中心の、観光に特化した産業構造を持つ。2021(令和3)年経済センサスでは、第3次産業の従業者が全体の9割を占めている。年間約2,000万人の観光客が訪れる国際観光地であり、観光業が地域経済と雇用を支える基幹産業となっている。就業者・事業所の大部分が観光・宿泊業に属している。宿泊業は、箱根湯本、強羅、仙石原などの温泉街を中心に、老舗旅館から外資系高級ホテルまで多数の宿泊施設が集積しており、町の雇用を大きく支えている。 箱根寄木細工などの伝統工芸品や、温泉まんじゅう、黒たまごといった特産品を販売するおみやげ店、観光客向けの飲食店が駅周辺や主要観光地に並んでいる。箱根登山電車やケーブルカー、ロープウェイ、芦ノ湖の観光船など、観光を支える交通網も発達している。 江戸時代から続く国の伝統的工芸品である「箱根寄木細工」の製造が有名。職人の工房や木工所が独自の技術を継承している。農業は、規模は極めて小さく、産業全体の割合としてはごくわずか。
観光文化資源
箱根温泉
箱根温泉は、箱根町にある、日本を代表する温泉地の総称。火山活動がもたらす豊富な湧出量と多彩な泉質が特徴で、大小の温泉地が集まった「箱根十七湯(または二十湯)」として全国的に知られている。東京から約1時間半でアクセスできる利便性も抜群で、国内外から年間を通じて多くの観光客が訪れる日本屈指の温泉リゾート。「温泉のデパート」と称されるほど泉質が多彩で、箱根温泉の源泉数は約350か所、湧出量は毎分約2万リットルにのぼり、全国有数の規模を誇る。アルカリ性単純温泉、塩化物泉、硫酸塩泉、硫黄泉など、地域によって異なる約20種類以上の泉質が楽しめる。江戸時代に親しまれた「箱根七湯(湯本、塔之沢、堂ヶ島、宮ノ下、底倉、木賀、芦之湯)」から始まり、明治以降の開発によって現在は17の温泉地へと拡大。箱根湯本エリアは、箱根の表玄関。奈良時代に開湯した最も古い歴史を持ち、駅前には賑やかな商店街が広がる。強羅エリアは、明治・大正期に政財界の別荘地として栄えた、高級感漂う高原リゾート。仙石原エリアは、白濁の硫黄泉が多く、広大なススキ草原や洗練された美術館が点在。芦ノ湖エリアは、富士山を望む絶景が魅力で、リゾートホテルやレイクビューの温泉が揃っている。
大涌谷
大涌谷(おおわくだに)は、約3,000年前の箱根火山の活動によって形成された噴気地帯である。荒々しい山肌から現在も白い噴気が立ち上り、火山活動を間近に感じられる。名物の「黒たまご」でも知られる。
大涌谷
芦ノ湖
箱根海賊船
芦ノ湖は、箱根町にある、標高724mに位置する県内最大のカルデラ湖。約3,100年前の火山の噴火で川がせき止められてできた。富士山を望む景勝地で、箱根海賊船や箱根神社などの観光名所が揃う人気のリゾート地。
箱根神社
箱根神社は、芦ノ湖畔に鎮座する、開運厄除や心願成就、交通安全の御神徳で知られる関東屈指の古社。関東総鎮守として源頼朝や徳川家康など多くの武将から篤い信仰を集めた。平和の鳥居は、芦ノ湖の水面に佇む朱色の鳥居で、記念撮影のスポットとして人気がある。境内にある九頭龍神社は、縁結びの神様として有名な九頭龍神社の分社。
箱根神社 平和の鳥居
箱根関所
箱根関所は、江戸時代に東海道を通る人々を監視するために設けられた重要な関所。江戸時代の関所では「入り鉄砲に出女」の取り締まりが重視されたが、箱根関所では入り鉄砲の検査は行わず、特に江戸から出る女性「出女」を厳しく取り締まった。2007(平成19)年、発掘調査や江戸時代末期の詳細な史料を基に、往時の姿が高度に復元された。
旧東海道
箱根旧街道は、江戸時代に東海道の難所「箱根八里」を越えるために整備された街道。雨でぬかるむ山道を歩きやすくするため、1680(延宝8)年に石畳が整備され、その一部が現在も残る。芦ノ湖畔には約500mにわたる杉並木も残り、石畳とともに国の史跡に指定されている。
箱根強羅公園
箱根強羅公園は、1914(大正3)年に開園した日本初のフランス式整型庭園で、美しい噴水、四季折々の花々、多彩な体験工房が楽しめる。フランス式庭園は、斜面の地形を活かした左右対称のデザインと大きな噴水が特徴。春の桜やツツジ、初夏の紫陽花、秋のバラや紅葉など一年中花が咲き誇る。
箱根湿生花園
箱根湿生公園
箱根湿生花園は、日本初の湿生植物園であり、湿原、川、湖沼などの水湿地に育つ約1,700種の植物が四季を通じて観賞できる町立の植物園。低地から高山、初期の湿原から発達した湿原へと、順路に沿って自然の移り変わりが学べる。
彫刻の森美術館
彫刻の森美術館は、約7万㎡の緑豊かな敷地に近現代の彫刻約120点を常設展示する、1969(昭和44)年開館の日本初の野外美術館(オープンエアーミュージアム)。ピカソ館や温泉足湯も備えている。箱根の山々を望む庭園を散策しながら、ロダンやヘンリー・ムーアなどの名作アートを間近で鑑賞できる。
ポーラ美術館
ポーラ美術館は、2002(平成14)年に仙石原に開館した美術館。コンセプトは「箱根の自然と美術の共生」で、モネやルノワールなどの西洋印象派絵画や多彩な美術品を収蔵している。絵画だけでなく、ガラス工芸や化粧道具なども展示している。
ポーラ美術館
箱根美術館
箱根美術館は、縄文土器や中世の日本陶磁器を展示する箱根最古の美術館であり、美しい苔庭でも知られている。縄文土器や埴輪、鎌倉・室町時代の六古窯、桃山時代の美濃焼を常設展示。庭園「神仙郷」は、約130種類の苔と約200本のモミジが彩る苔庭をはじめ、竹庭や石楽園などからなり、四季折々の景観を楽しめる。庭園全体が国の名勝に指定されている。
成川美術館
成川美術館
成川美術館は、現代日本画の名品約4,000点を収蔵する美術館。山本丘人の代表作約150点をはじめ、平山郁夫や杉山寧などの現代日本画の作品を多数所蔵している。芦ノ湖と富士山の絶景が望めることで知られている。
箱根町サンプル問題
問題.
箱根町の元箱根から箱根恩賜公園にかけて続く箱根旧街道に沿って植えられている木として、正しいものを以下のアからエまでのうち1つ選びなさい。
- ア.松
- イ.杉
- ウ.銀杏
- エ.桜
解答
イ
解説
箱根町の元箱根から箱根恩賜公園にかけては、約500mの「箱根旧街道杉並木」が続く。江戸時代初期、幕府は旅人の環境整備や街道の保全を目的として街道沿いに植樹するよう命じ、箱根旧街道ではこれを受けて杉の植林が行われた。川崎から小田原にかけては松が植えられたのに対し、箱根では自然環境に適した木として杉が選ばれたとされる。
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